銅版画(エッチング/アクアチント)
先週の連休に、札幌芸術の森で行われた、版画のワークショップに行ってきました。
普段は、なかなか行けないのだが、今回はどうしても行きたかったわけが、、、。というのは、このブログのタイトルにあるような、舌を噛みそうな技法を習得したかったので。
銅版画って、グランドという薬品やら、灯油、アルコールなど、揮発性の有毒なものを使って版を作るので、専門にやってる人なんかは、体調を崩しちゃったりすることもあるそうな。
まあ、私は、そんなにドカドカ作らないので、そこまで被害にあったことはないが、普通のアパートの中で制作するので、気にはなっていたのだ。(だから、窓を閉め切る冬には作らない。)
欧米でもこの毒性については問題になっていて、今では水溶性のグランドが開発されている。日本でも、手に入るんですけどね。これが結構な値段。
ところが、今回のワークショップでは、手軽にお安く手製のものができる方法を教わりました。いやぁ〜、これは、ほんとに助かりますねえ。
なんといっても、油性じゃないので、クレンザーやら食器用洗剤で、きれいに洗える。これは、大きいですよ。家で使う生活溶剤で、事足りるんだから。
食器用洗剤だって化学物質と考えると、まったく無害のものとは言わないけれど、今までのものに比べれば、大きな違い。
引火する危険もないし。(冬に制作しない理由の一つには、これもある。ストーブ焚くんで、、、。)
始める前は、どんな版ができるのか、ちょっと心配だったけれど、今までのものと遜色なくできましたね。
今日の作品は、そのワークショップで作ったもの。2日で、2枚の版の制作から刷りまで、できました。
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