2010年4月28日水曜日

美術館

Design for London Portfolio

美術館といえば、今、京都の美術館で、長谷川等伯の展覧会をやってるようですね。
見に行きたいなあ、、、。入場料は、確か1500円くらいだったような気がする。でも、北海道からじゃ、旅費がその何倍もするので、ちょっと行けない。

もっとも、すごい人で、入館待ち2時間とか、、、、。それはそれで、見た気がしないかも。
田舎のせいか、市民の気質のせいか、ここの市の美術館は、ビアトリクス・ポター展でもそんなに混んでいない。それどころか、存続が危ぶまれるという状態。
どうも、うちの市は、あまり美術に興味のある人が、少ないみたい。残念だ。
そういや、年間の展示予定を見たら、「ウルトラマン」の展示をやると書いてあった。ウルトラマンって、、、美術なのか?

先日、何かのついでにテレビをつけてたら、「松林図屏風」についての番組をやってました。何でも、あのバランスで屏風にしたのは、後の人なんですってね。もともとは、襖に描かれた絵だったそうです。
テレビは、途中から見たので、あの絶妙な配置が、誰の手のよるものかわからないけど、ずいぶんセンスのいい人だったに違いない。

今日の作品は、昨日のつづき。

2010年4月26日月曜日

虫愛づる姫君

Design for London Portfolio

ビアトリクス・ポターは、ウサギなどの動物やキノコだけでなく、クモやコウモリなんかもよく描いていたようです。
昨日の美術館にも、大きなクモのスケッチが、、、、。
う〜ん、、、クモの苦手な私としては、こうも大きくして見たいとは思わんなあ、、、。(コウモリは、ちょっと興味ある。)あれを平気で、しかも顕微鏡なんかで拡大して描くなんて、ちょっと変わった女の子だったと思う。

そういや、昔日本にもいましたね。虫の大好きな女性が。
「堤中納言日記」に書かれている「虫愛づる姫君」。彼女は、当時女性のたしなみとされていたお歯黒もつけず、字も書かず、何よりも虫を愛したそうな。
あの有名な「ナウシカ」は、彼女がモデルという話。

今じゃ(いや、今じゃなくてもそうだけど)、変わり者としてみられたんだろうなあ。
周りからの疎外感は相当なものだったと思うけど、でも、そういう生き方は魅力的。

今日の作品は、ベイビーのためのグリーティングカード。


2010年4月25日日曜日

ビアトリクス・ポター

Design for London Portfolio

市内の美術館で、ビアトリクス・ポター展というのをやってましてね。昨日行ってきました。あの世界一有名なウサギ、ピーター・ラビットの作者です。
ピーター・ラビットの原画はもちろん、少女の頃からの絵や、絵本の初版もありました。
ちょっと残念なのは、絵の保護のため50ルクス以上の光を当ててはいけないということで、照明が暗かったこと。近年、老眼が進んでる身としては、なかなかにつらいものがありますわ。

ポターと言えば、絵本作家として有名だけど、その前にキノコの研究なんかもやっていて、学会に発表できるくらいのレベルだったとか、、、。女性の研究者を認めない時代だったため、彼女はキノコの研究をあきらめました。残念だなあ。

その他にも、後年は農場経営に夢中になり、絵本はあまり出さなかったとか、、、。
何事にも、集中できる人だったんですね。

世の中に、ほんとの天才というのは、何十年に一人くらいで、あとは何かにどれだけ熱中できるかということなんじゃないかなあ。
集中力と持続力、これが何かをなし得るカギとなる、、、と思う。

今日の作品は、サクランボ。
うちの周りは、サクランボどころか、桜さえいつ咲くやらわからん寒さ。今年は、春が遅いわぁ、、、。

2010年4月22日木曜日

Lexington Ave.

銅版画(etching)/Lexington Ave.


この版画は、一つの場面を3枚の銅板で作っているので、バラバラにすることもできます。
こんなふうに。




あ、貼付ける順番、間違えた。
まあ、こういうこともできちゃうので、版画は面白い、、、ということで。

ここは、正確に言うと89丁目のLexington Ave.です。
この頃、この近くのアートスクールに通っていたので、毎日のように通っていた道。ストリート沿いの壁には、日本の藤のような植物が這っていて、毎年きれいな花を咲かせてました。
(実は、このアートスクールで、銅版画というものを初めて知りました。)

ニューヨークには、古くて絵にしたくなるような建物が、結構ありました。
中には、古すぎていつ倒壊するのかと思うようなのもあったけど。
とはいえ、それは北海道人から見てのこと。本州には、もっといろいろ面白い風景がありますねえ。

初めて、本州の方に行ったとき、瓦屋根と四角くない田んぼにびっくりした。(北海道の田んぼは、ほとんど四角。)トトロの田舎の風景って、あんな感じですよね。
それと、竹やぶ。なんか他の木とは別の生き物って感じしたなあ。

2010年4月20日火曜日

個展終了

銅版画(etching)

先週の土曜日に、無事個展が終了しました。
わざわざ来て下さった方々、ありがとうございました。
あらためて、いろいろ感想を聞くことができ、勉強になりました。

去年は、今仕事でやっているCGデザインを中心にしたものでしたが、それに比べると、今回のは抽象的な絵やシュールな絵があり、ちょっとわかりづらかったかもしれません。

今日の作品は、その中でもリアルに風景。
これはSohoのGrand St.あたりです。この絵ではあまりよくわからないけど、今はないツインタワーが見えます。
右側に見える道をまっすぐ行くと、チャイナタウンに出ますが、そこのPeal Paintという画材屋さんには、よく行ってました。
数年前にニューヨークに行き、ここにも寄ってみたけど、そのときはすでにネット販売が主流になりつつあるのか、昔の活気が見られなかったなあ、、、。


2010年4月14日水曜日

また、雪〜?

Design for London Portfolio

せっかく雪が融けて、地面もだいぶ出て、そろそろ自転車なんかもいいな〜と思っていたのに、今日、また雪が降った。しかも、どんどん降って、今はもう積もってるじゃないですか。白い世界に逆戻り。
今年は、冬が長いな〜。もう飽きましたわ。
本州じゃ、桜も散ったというのに、ここの桜が咲くのはいつになるやら、、、。

だもんで、今日の作品も雪景色。
でも、今現在やってるデザインは、夏の海だったりする。
白い世界を見ながら、ビーチを描くというのも、いまいちピンと来ないけど、、、。

2010年4月13日火曜日

竹久夢二

Design for London Portfolio
(for textile design)

先日、市内のカフェで竹久夢二のデザインのステイショナリーや版画などを展示しているというので、行ってきました。

正直、彼の描く女性たちは、私にはあまりピンと来ないのですが、本の装丁画や浴衣地のデザインなどは、今見ても古いものとは思えませんでした。便せんや封筒、一筆線などは、今の企画を担当されてる方が、センスよく配置したとは思うけれど、色の使い方や、モチーフの構成などは、私もデザインをするうえで、いろいろ参考になりました。
あんな昔に、この色使いかあ、、、。やっぱりセンスが飛び抜けていたんでしょうねえ。

そんなこんなで、今日の作品は、これまた前々回に紹介したと同様、グリーティングカードのデザインからテキスタイルデザインに起こしたもの。4枚のカードデザインを、1つにまとめています。

2010年4月5日月曜日

個展始まる




今日から、個展が始まりました。
ご協力してくれた方々、初日からいらしてくれた方々、皆さんありがとうございました。

自分の作品を人に見せるというのは、気恥ずかしかったり、準備が大変だったりと、いろいろありますが、こうしてあらためて出してみるのは、感想なども聞くことができて、勉強にもなります。

去年のCGより、マイナーな作品ですが、果たしてどんな反響が来るのかも、ちょっとドキドキ。

お時間のある方で、旭川近郊にお住まいの方は、見にきて下さい。できれば、忌憚のないご意見などもお聞かせくださると嬉しいです。
というわけで、エッチングの作品展が、今日から始まりました。

2010年4月2日金曜日

spring has come

Design for London Portfolio
(Design for textile)

やっと春めいてきました。と言っても、まだまだ雪もあるし、天気予報でも雪の降る日があるんですが、今日は久々に太陽がでて、いい感じです。

雪が積もるということは、冬は毎回雪かきが大変だし、道も凍って滑るしで、いろいろ面倒なこともあるんですが、雪解けになると、融けたところからすでに地面が乾き始め、福寿草なんかが早くも芽を出す。というのも、雪が積もっていると、土が凍らないので、雪が溶けた後は、いつでも春スタンバイ状態なのです。
南国の人は、ちょっとわかりづらいかもしれないけど、雪って暖かいんですよ〜。

このブログに天気の話が多いと、いつかも書きましたが、北国に住んでいると、毎日の天気は日常的に重要。
気温が下がると、水道などの凍結に気をつけなければならないし、雪が降れば、雪かきのために朝は30分は早く起きなければならない。
で、春が近づけば、それはそれで、日々、周りの情景も毎日のように変化して、ある意味毎日が発見なのです。

東京では、もう桜が咲いて、お花見の季節なんですってね。こっちは、まだ桜の季節は1ヶ月以上先の話。
でも、春は確実にやってきます。

今日の作品は、カード用のデザインをテキスタイルのためにアレンジしたもの。